株式会社健康保険医療情報総合研究所

Planning, Review and Research Institute for Social insurance and Medical program (abbr. PRRISM)

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コラム

NDB・HIC分析支援サービス(問い合わせ窓口)

SERVICE

2025.08.05

NDB・HIC分析支援サービス(問い合わせ窓口)

信頼性の高い公的医療データ「NDB(ナショナルデータベース)」を活用し、あなたの事業戦略や研究を加速させませんか?

当社の「NDB・HIC分析支援サービス」は、煩雑な利用申請、膨大なデータ加工や専門知識の壁を取り払い、ビッグデータからお客様が必要な情報や知見を引き出すお手伝いをお届けします。

実績豊富でNDBの分析に習熟した医療データ専門家が、お客様のニーズに合わせたデータ加工・分析、報告書作成、考察・提言までワンストップでご支援します。

「こういう調査をしたいけど、NDBデータなら実現可能か?」など、ざっくりとした依頼・ご相談もお待ちしております。


 

NDB(ナショナルデータベース)とは?

NDB(ナショナルデータベース)とは、厚生労働省が管理する「レセプト情報・特定健診等情報データベース」の通称です。日本の国民皆保険制度を基盤としており、全国民の診療情報(レセプト)と特定健診の情報をほぼ網羅した、世界でも類を見ない規模と網羅性を誇る公的な医療ビッグデータです。

この信頼性の高いデータは、医療政策の立案から、最新の医学研究、製薬企業のマーケティング戦略まで、幅広い分野で「客観的な根拠(エビデンス)」として活用されています。

NDBに含まれる情報

匿名レセプト情報(診療報酬明細書) 医科、DPC、調剤、歯科のすべてのレセプト情報 ・患者情報(性別、年齢、診療年月、傷病名) ・医療機関所在地 ・診療行為 ・医薬品(医薬品コード、用量) ・請求点数 特定健診、特定保健指導 ・受診者情報(性別、年齢、実施日) ・質問票情報(喫煙歴、飲酒歴、運動習慣等) ・健診項目・結果(身長、体重、血圧、血糖、肝機能) ・保健指導情報(指導日、指導内容)


ナショナルデータベースには、匿名化された「レセプト情報」と「特定健診・特定保健指導」の情報が含まれています。

これらの情報を患者単位で連結・追跡することで、極めて精緻なリアルワールドデータ分析が実現します。


NDB・HIC分析支援サービスの概要

・複雑な利用申請 ・厳格なセキュリティ条件 ・高度なデータハンドリング ・適切なデータ抽出の困難性 ・研究計画から丁寧に伴走 ・医療及び統計に精通した高度専門人材がサポート ・HICにも対応 ・データから知見を生み出し、実社会に還元


NDBを利用することで、匿名化された患者一人ひとりの個票データ(ローデータ)にアクセスでき、「どのような患者が、どのような治療を受け、どのような経過を辿ったのか」を詳細に追跡・分析することが可能になります。これは、日本の医療実態(リアルワールド)を反映した、極めて価値の高い情報源です。

しかし、「利用したいが、申請手続きが複雑でどこから手をつけていいか分からない」 「膨大なデータを扱うためのITインフラや専門人材がいない」 「研究計画に沿った適切なデータが抽出できない」といった課題を抱えている研究機関、医療団体の方々が多いのが実態です。

当社では、お客様には研究や戦略のコア業務に集中できるように、医療保険や統計、データ構造に精通した高度専門人材が利用申請やデータ処理をサポートします。
  
  

サービス利用用途・対象

本サービスは、高度なエビデンス創出を目指す、以下のようなお客様にご活用いただいています。

利用用途の例(過去実績)
  • 今後の難病対策のあり方に関する研究(厚生労働省)
  • 電子レセプトデータ等に係る集計・分析及びその補助業務(厚生労働省)
  • その他、ナショナルセンターによるNDB分析支援、保険者団体のHIC分析支援等
対象となるお客様の一例
  • 大学・医療機関(臨床研究部門、疫学・公衆衛生学)研究者
  • 職能団体(医師会、薬剤師会、看護協会等)
  • 保険者団体
  • 製薬企業(R&D部門、メディカルアフェアーズ部門、安全性管理部門)等

  

NDB・HIC分析支援サービスの特徴・メリット

「NDBを活用できる?」 ・研究計画の企画段階から二人三脚で丁寧に伴走 ・セキュリティ条件のクリアや各種手続への対応等、データ利用申請をご支援 「データが複雑でどのデータを利用すれば良いのか最適解が分からない…」 ・医療保険や統計、データ構造に精通した高度専門人材が抽出・加工をサポート ・HIC(医療・介護データ等解析基盤)にも対応 「手間のかかる集計・統計処理をどうにかしたい、データをどう読み解けば…」 ・データ分析を通じて在るべき姿を導きだし、そこに至る戦略立案までサポート ・得られた知見をレポーティング等を通じ、実社会に還元するところまでご支援



■研究計画書の策定~厚労省への申請手続を協力にサポート

NDBのデータ構造に習熟した人材がお客様の課題・目的の明確化に尽力します。医療保険や統計に関する知識も有しており、ご要望を最大限に達成する提案が可能です。
NDB利用の最初の関門である厚生労働省への利用申出も、豊富な経験でお客様の貴重な時間と労力を節約します。

■高度なデータハンドリング・HICにも対応

国が定めるセキュリティ要件を満たした分析環境で数テラバイトに及ぶ個票データを安全かつ効率的に扱います。
当社では、HICの取り扱い実績もあり、対応が可能です。
複雑な条件に基づいた患者コホートの抽出、データクレンジング、分析用データセットの作成といった高度なデータハンドリングを担います。



■医療および統計の専門人材による高度な分析力

データを抽出するだけでは意味がありません。
当社には、医療のバックグラウンドを持つ研究員や統計の専門人材が在籍しており、臨床的な意義を踏まえた適切な分析計画の立案から、高度な統計モデルの実装、結果の解釈、レポーティングまで、一気通貫で質の高い分析サービスをご提供します。

レセプトデータの分析における先駆として、長年の実績で培った高度なデータハンドリング技術やレセプト等の医療データの統計分析ノウハウをもって、調査をサポートいたします。


サービス利用の流れ

  1. お問い合わせ 研究構想段階からでもお気軽にご相談ください。
  2. ヒアリング 専門の研究員が、お客様の研究目的や課題を詳細にお伺いします。(必要に応じて機密保持契約を締結)
  3. お見積もり ヒアリング内容に基づき、サポート範囲、費用、スケジュールをご提案します。
  4. ご契約・申請サポート開始 ご提案内容にご納得いただけましたらご契約。厚労省への申請手続きサポートを開始します。
  5. 分析実施・レポーティング ご計画に基づき、データハンドリングと統計解析を実施。定期的に打ち合わせをしながら調査をサポートします。
  6. 納品 最終的な分析レポートやデータセットを納品。納品後のフォローアップも行います。

NDB・HIC分析支援サービスについてのQ&A

Q1. 料金体系はどのようになっていますか?
A1. 申請サポートのみ、分析実務のみといったスポットでのご依頼から、申請〜最終報告までの一括サポートまで、お客様のご要望とご予算に応じて柔軟にプランを設計し、個別にお見積もりいたします。

Q2. データのセキュリティは大丈夫ですか?
A2. 国が定める厳格なセキュリティ基準に準拠した環境でデータを取り扱います。


NDB第三者提供データの活用に関するご相談、お見積もりのご依頼は、下記よりお気軽にお問い合わせください。 研究計画の構想段階から、専門家が親身になって貴社の想いをサポートいたします。